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リニューアルした水爆書店

これはただのブログ。だが実はブログではない。なぜなら...

転売についての話

我ながら三日も連続して記事が書けるとはすごいと思います。しかしまだ人類が火を起こすことが出来ない時代から伝承され続けている「三日坊主」という真理を指し示す言葉が存在するように、明日には飽きているかもしれません。

 

そもそも三日坊主とは「三日目には飽きている」ことなのでしょうか、それとも「四日目には飽きている」ことなのでしょうか。仮に後者であれば「四日坊主」っぽいですが、その理論でいくと最終的には「5000兆日坊主」とかになりそうですね。

 

今日の記事はかなり頻繁にネット上で議論を巻き起こしている転売という行為についての私なりの見解です。「ツイッターは議論をする場所ではないし、何ツイートにもわけて長文ツイートを垂れ流すくらいならブログにまとめて公開しろ」ってツイートしたことがあるので、実行します。

 

転売に対して並々ならぬ思いがあるからこの記事を書くに至ったわけではなく、最近もワンフェスにおける個人製作フィギュアの転売問題が話題になっているのを受けて、転売について書けばpv稼げるのではと思った次第です。

 

なるべく斜に構えて文章を書くので一発炎上でもして欲しいです。タイトルも「転売の何がいけないの?転売禁止は製作者のエゴ!!」みたいな扇情的なものにしろって話なんですが、一応記事のタイトルは「〇〇の話」でしばらく統一したいのでこうなりました。別にビビっているわけではないですよ?

 

 この記事において「転売」とは転売により利益を得る目的で物を買って売る場合(転売目的の転売)と、そのような目的で購入したわけではないが、それを売ることによって結果として利益を受けることができた場合(転売目的でない転売)の両方を含む単語と定義します。

 

何故転売に反対する人が多いのか

統計をとったわけではありませんが、体感としては明らかに世の中は転売反対の風潮です。そのような方々はどうして転売に反対するのでしょうか。

 

作品を大事にしてくれる人のために作ったのに、それがお金のことしか頭にない人間によって買い占められ、不当に価格を吊り上げたことによって本当に欲しい人が買えなくなってしまうという状況を経験すれば転売に対しての嫌悪感は嫌でも高まると思います。このような方々を「直接的に転売の被害にあった」人間と定義します。

 

まあ転売されようがお金さえ稼げればいいと思ってそうなイナゴ同人作家もたくさんいるかもしれませんが。

 

つまり創作物を販売したことがある人間が転売に反対するのは妥当だと思います。しかしそういった人間の数はそんなに多くない筈です。

 

では他の大勢の人間はどうして転売に反対するのでしょうか。

 

それは間接的に転売の被害にあったことがある人間が相当数いることが大きな要因でしょう。転売ヤーの介入によって欲しい商品の値段が不当に吊り上げられたため、買うことが出来ないor必要以上の出費を強いられた経験のある人間のことです。もちろん私も経験があります。最近では欲しかった漫画が定価の二倍以上の値段で売られていたので近くの本屋を数件さまよう羽目になりました。ありませんでした。ネットショッピングをしたことがある人であれば経験が無い人の方が少ないのではないでしょうか。

 

転売ヤーの介入が無ければ買うことが出来た、出費を抑えられたという風に考えれば転売に対して納得が行かないのは理解できます。

 

加えて転売によって金を稼ぐのが不当であると考え転売を嫌悪する人も多いのではないでしょうか。自身が転売の被害に全くあったことがなくてもこういった考えから転売に反対している人もいると思います。

 

よって

・直接的に転売被害にあったことがある人

・間接的に転売被害にあったことがある人

・不当に金を稼ぐ人間が気に入らない人

この3パターンの人間が転売に反対していると仮定すれば、世の中の大勢が転売反対なのも納得です。転売賛成派の方でも分かっていただけるのではないでしょうか。

 

つまり転売反対というのはいわばモラルの観点から主張されていることになります。モラルって便利な言葉なんで使いました。

 

転売の違法合法についてはソースを貼るのが面倒な上に、他に分かりやすく解説しているブログがいくらでもあるので省略します。少なくとも今回例に挙げているワンフェスの件についてはほぼ関係がないこともあります。

 

転売を禁止すべきかという議論について

ここまで来てようやく一般的な転売についての議論のスタートラインに立った感じですね。つまりモラルの観点から転売は禁止すべきかというお決まりの話題になります。

 

私としての結論は、転売目的の転売だけを禁止できるのならした方がいい、です。

 

ここまで読んできて転売賛成という人がいたらそれは転売で稼いでる人だけですよね。「転売ヤーはむしろ希少な商品の在庫を確保してくれている」とかいう意見も見た事がありますが炎上ネタでしょう。それに転売で得をする人よりも損をしている(ように感じる)人の方が圧倒的に多いのは明らかなので、どちらの主張を重視すべきかは明白です。

 

しかし「転売を禁止すべきか」という議論自体はあまり意味がないのかなと思っています。転売を完全に禁止することは不可能だからです。

 

チケット転売の際にオークションに掛けられている席を押さえておいたり、最近では同人作家が創作物を売る際にキャラ名を尋ねることで海賊版が作られるのを防いだ話が伸びていたりと、対策が出来る部分はあると思います。

 

しかし、転売目的の転売と、要らなくなったり間違えて買ってしまったりした場合の再販売とを明確に区別することはできません。

 

なので転売目的の転売をされたくないのであれば知恵を絞って転売されない方法を考えるしかないのです。転売を禁止すべきか延々議論を続けるよりは有意義な時間の使い方ではないでしょうか。

 

 

私が転売に反対でない理由

自分がファンのために創作物を作っていれば(創作者の気持ちを想像すれば)間違いなく転売反対なのですが、一般消費者の一人の意見としては転売に反対ではないです。

 

1つは転売ヤーがいなかった場合の、該当商品の入手可能性です。チケットにしろ漫画にしろフィギュアにしろ転売ヤーのが居なかったらその商品が買えていたと確信できるケースがどれだけあったでしょうか。転売ヤーがいなければ、彼らが買い占めていた数だけそれを買うことができる人が増えるのは間違いありません。しかしながら、その枠が自分に回ってくると確信するのは都合がよすぎるのではないでしょうか。

 

転売ヤーがいなかった場合には買えなかったことに納得できるのに、転売ヤーの介入があった場合には買えなかったことを彼らのせいにして叩くという思考パターンはいかがなものかと思います。もしくは自分に枠が回ってこなかったしても、他に買うことができた他人のことを想像して欲求を満たすことが出来るのでしょうか。とても幸せな生き方だと思うので是非続けていただきたいです。

 

極論として転売ヤーの介入によって市場に影響がでるのは全て需要に対する供給不足です。このことを供給者のせいにした叩くことが妥当なケースもあります。明らかに飢餓商法としか思えないケースもありましたよね、ハーゲンダッツとか。

 

2つ目の理由は、前述の通り転売目的の転売行為だけを切り離して禁止することが不可能な以上は転売全てを禁止するしかなく、結局自分達の首を絞める可能性があるからです。

 

昔買ったCDにプレミアが付いていたからオークションに出してみたり、間違えて2冊買ってしまった漫画本を売ってしまいたいという状況は間違いなくあります。こないだも何故かバーナード嬢曰くの最新刊と間違えて一巻を買いました。

 

転売目的の転売を禁止するのに伴って個人によるインターネットを通した再販売全てが禁止されてしまっては、余りにも代償が大きすぎます。

 

 

おわりに

結局のところ転売目的の転売だけを禁止することができないという現状から出発している主張であるなぁという感は否めません。

 

そもそも転売禁止の議論がやっかいな理由の一つは転売という単語の使い方にあると思います。

 

この記事でも正直ややこしくなってしまっている部分があると思います、申し訳ありません。

 

転売という単語の辞書的な意味は勿論買ったものを他に売ることです。当人の意図や事情は全く関係がありません。

 

しかし転売論争に出てくる転売という単語は、本人が意識していなくとも「利益追求のための不当な買占め行為」くらいの意味合いで使われている場合が殆どだと思います。

 

そのためこの記事ではあえて転売という単語の用法を「転売目的の転売」に限定しませんでした。

 

転売反対派の意見に対して「実質的に転売になってしまったケースまで禁止するのか!」なんて揚げ足を取るのは時間の無駄です。転売反対は間違いなく転売という単語を「転売目的の転売」の意味で使っているのは明白なのですから。

 

この記事に費やす時間は時間の無駄なのです。

 

モラルの観点から転売目的の転売についてはどう思うかということでしたら、私は全く構わないと思います。モラルに反する行為をすることについて云々ではなく、そもそも価値観は人それぞれなので議論するだけこれも時間の無駄です。

 

価値観は人それぞれとはいうものの、大勢の人間が「モラルに反する」と考えている行為を敢えてするのは一種のリスクであると考えます。逮捕者まで出ているのでユーチューバーを例に挙げるのは若干適切でないかもしれませんが、彼らの過激な行動も違法でない場合が殆どですが明らかに大多数の人間のモラルに反する行為を行っています。しかし炎上というリスクを取っている以上は構わないと思っています。

 

その点、転売ヤーは「転売禁止の風潮が広まりすぎると仕込んだ商品を買ってもらえなくなる」というリスクを抱えているということができるのではないでしょうか。

 

拙い文章ですが、ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

 

以上。